話を聞くということ。

 「成績を上げたいのですが、どうしたらいいですか」

 当たり前なのでしょうが、この質問を本当によく耳にします。
「学習時間」「教材」「学習方法」などが、その回答として挙げられるのはもちろんですが、
特に大切に感じるのは「人の話を聞く」ということです。
 30年近く個別指導に携わっていると、本当に様々な生徒や教材、指導方法に出会ってきました。
最高の教材や効率的な指導方法を探し、研究したこともありました。
でも、結局のところ、どんな教材や指導方法も生徒に伝えられなければ効果はないのです。
一方通行ではない、双方向の「コミュニケーション」が基本なのです。
 ですから、成績が上がらない生徒の特徴の1つは、「人の話を聞かない人」なのです。
そういう生徒は、まず「空返事」が多いです。ただ適当に「はい、はい」と言って、聞いている感じを醸し出しているけれども、何も内容が伝わっていないことがあります。
 そして、話を最後まで聞けない「我慢できない人」です。話の途中で相手が話す内容を予測してしまい、その後の展開が予想できているからこそ相手が続けて話をしているとだんだん我慢できなくなるのでしょう。
 また、話を最後まで聞かずに途中で中断させてくる「話を聞こうとしていない人」です。
とにかく自分の知識や理解度をアピールしたいタイプです。話のペースも自分が主導権を握っておきたいので、聞きたいことだけ聞いて、自分の話したいことを話します。自分の中で興味や関心が変わってしまうので、1つの話に集中できません。
 こういった生徒は、指導内容を覚えていないことが多く、家庭で学習する時に忘れてしまっているのです。
塾だけでなく、学校の授業を受ける時にも同じことをしている場合も多いのです。
 だから、私は指導する際に、ただ一方的に伝えるのではなく、生徒が話しやすい環境や聞いてもらえる関係性を構築することを最優先します。
信頼していない相手の話なんて残りませんしね。それに、これは学習に限ったことではなく、他のことにも当てはまりますね。

 まずは、話を聞きましょう!! (中島)
 

やりなおすということ

やりなおす
試験期間で問題をやりなすことは多くあるでしょう。
やりなおしっていったい何をするのかわかっていない生徒が多く見受けられます。
答えを見る、答えを赤字で書きなおす、問題を解きなおす・・・
色々ありますよね。
でも原因を考えて修正することが出来ているでしょうか?
やり直しで大切なことは、次で同じ間違いをしないことです。
何が間違っているのか、どこで間違ったのかをよく吟味しないいけません。
そこを理解してやり直しをすれば、失敗を繰り返すことは少なくなりますよね。

同じ失敗を繰り返してようやく正しいことにたどり着くことは、よくあることだと思います。
でも失敗は少ない方がいいですよね。
ただやりなおすだけでは、同じ失敗を繰り返すだけです。
色々考えてやり直しを繰り返すことで間違いが少なくなります。
間違いを正しく認めて、丁寧にやり直しを重ねていきましょう。

中間テスト期間もそろそろ終わりです。結果を正しく分析して次のテストに備えていきましょうね。(牧野)

確認すること

今週から高校生の中間テストが始まり,来週は中学生の中間テスト,年度初めの大事なテストが行われます。みなさん今その勉強を行っている最中だと思いますが,特に中学生の皆さんは学校のワークをやることがテスト勉強になっていませんか。もちろんワークをやることは大事な勉強なのですが,もっと大事なのはワークの内容をきちんと理解しているか,同じような問題をきちんと解けるかということです。だから1回ワークをやって勉強を終えるのではなく,きちんと丸付けをし,間違えた所をやり直し,最後にきちんと出来るかをもう一度確認することが大事です。単語や用語も何回書いたということではなく,覚えているかどうかが大事です。確認する一番良い方法は自分でテストをしてみる事です。例えば英単語なら,ノートに単語の意味だけを書き,横に何も見ずに英単語を書いてみる。書くことが出来るものはもう覚えているのですから練習する必要がありません。書けなかったものは,何度か練習してまたテストしてみる。そうやって出来ないものがなくなるまで練習していくことが「覚える」ことにつながります。勉強の仕方に困った時,どうすれば良いかわからない時はお気軽に連絡してください。いつでもお待ちしております。(岡田)

ラベリング

 4月から始まった新しい生活にも慣れ、その疲れをゴールデンウイークで癒し、若干気が緩んでいる頃でしょうか。このまま、のほほんと過ごせればいいのですが、そろそろ奴がやって来ます。そう!「1学期中間テスト」です。あまり授業も進んでいない中で迎えるために、「何とかなるのでは?」と思ってしまいがちですが、皆さんが考えている以上に、この1年最初のテストは重要なのです。
加えて、「1学期期末テスト」とセットで大事なのです。
 例えば、「1学期中間80点→1学期期末80点」の生徒は、おそらく「自分は出来る」と思えるため、その後良い成績をキープするでしょう。
翻って、「1学期中間60点→1学期期末50点」の生徒は、おそらく自信がなくなり、「自分はこのくらい」と思い、自力で良い成績を取ることが難しくなるでしょう。さらに言えば、この成績が中学、高校の3年間の成績を決定づけると言っても過言ではないのです。それは、この「自分は出来る」や「自分はこのくらい」という思いが理由なのです。それを「ラベリング」と言います。
 また、良くも悪くも、人間は一度決めたことをやり通そうとする性質(一貫性の原理)を持っています。つまり、ラベリングすることで、一貫性の原理が働き、ラベリングした自分から抜け出しにくくなるのです。これが、成績が伸びない生徒の原因の1つなのです。
 期末テストとセットで大事だと言ったのは、人間はたった1度の結果は偶然だと思ってしまうものなのです。でも、同じ結果が2度続くと、それが良くても悪くても、「これは偶然なんかじゃない!」と捉えてしまうのです。
 別の観点から、「1学期中間80点→1学期期末60点」の悔しい気持ちになる生徒と、「1学期中間40点→1学期期末60点」の喜ぶ生徒との感情を考えると、2学期のテストに向けて、より努力するのはどちらでしょうか。
 良いラベリングをして、有意義な3年間を送るために、まずは「1学期中間テスト」に向けて、気を引き締めて頑張って行きましょう!!( 中島 )

ゴールデンウィーク

ゴールデンウィークが始まりました。新緑がまぶしいですね。
例年ならば、旅行に出かけるような季節ですが、昨年今年とコロナウイルスの影響で
思うようには出かけられませんね。お家時間がとっても増えてしまいますね。。
ただ家の中でだけ生活をしていると、何かもったいなく思ってしまうのは私だけでしょうか。
とはいえ、せっかくの連休なので出かけたいという思いは、今年までは我慢しなくてはなりませんね。

せっかくのお家時間が増えるなら、お家で出来る事を考えていましょう。
最近では資格を取る人が増えてきているようですね。
料理をする人や、園芸をする人も多くなっているようです。
この連休中に何か始めてみるといいかもしれませんね。

高校生の皆さんはもうすぐ定期テストでそれどころではないかもしれませんが、休憩時間に勉強とは
全く別のことをするのもいいものですよ。煮詰まっていたものが解消されるかもしれません。
心の健康が何より大切ですからね。

[牧野]

部活動と中間テスト

 今日・明日と山口県では高校生の部活の試合が多く行われるようです。昨年度はコロナウイルスの影響もあり,
部活の試合はほとんど行われなかったことから,悔しい思いをした選手も多かったと思いますが今年はよかったなと思います。
 高校入って,中学校までと同じ部活に入る人,全く新しく部活を始める人様々だと思いますが,確実に言えることは中学校よりも高校の方が明らかに勉強と部活の両立に苦労することです。部活を言い訳に勉強しなくなる人のなんと多いことでしょうか(自分もその一人でしたが・・・)。部活と勉強を両立するためには時間を上手く使わないといけません。当たり前ですが部活をやる人・やらない人を比べた場合,勉強に割く時間はやる人の方が取りづらくなります。そうなると時間が無い中で勉強していくのなら勉強の質をあげていかなくてはいけません。そのためにはそのやり方を知っている人に教えてもらうことが1番ですよ。
 連休が終わるとすぐに中間テストがやってきます。高校に入って「なんかおかしいぞ」と思った人はすぐにご相談ください。初めの中間テストはとても重要です。もしかしたら少しやり方を変えるだけで,勉強も部活も大きな効果がでるかもしれません。(岡田)

新しい生活と・・・

 4月から始まった新しい生活で、今までと違うことをたくさん経験していることでしょう。始まる前は、「新しい友達をたくさんつくる」や「部活動を頑張る」など、新しい生活を前向きに捉えていたことでしょう。しかし、いざ始まってみるととにかく忙しいと感じているのではないでしょうか。特に、新高1の皆さんは中学校までと異なる点が多い高校生活に戸惑っているのではないでしょうか。もちろん高校生活は楽しく、さまざまな刺激にあふれていますが、やらなければいけないことが多すぎるのです。

 高校生活の多忙さの一番の理由は、授業の変化です。つまり、授業のスピードが速く、内容も難しくなること、そして多くの学校では予習を前提に授業が進むことが多いことにあります。中学生の時は授業中にきちんと聞いておけば、それだけで授業の内容が理解できたという生徒も、高校に入ると、予習にしっかり取り組んで授業に臨み、その日のうちに復習をしないと分からなくなる、ということは珍しくありません。高校の中には「平日の家庭学習時間のめやすは、学年+2(または3)時間」と明言しているところもあります。つまり、1年生であれば3時間または4時間の家庭学習が必要だということですが、高校の学習に慣れていないうちは、授業の予習・復習に取り組むだけで、2~3時間はかかってしまうこともよくあるようです。

 授業が終わって、すぐに帰宅すれば予習・復習もそれほど負担にはならないかもしれません。しかし、実際には多くの生徒は部活動に入っています。何らかの部に入ることを求めている学校も多くあります。もちろん、部活動は楽しい時間であり、子供の人間的な成長を促す大切な場です。部活動で頑張った経験は、受験勉強の粘りや集中力に繋がると考える教師も少なくありません。しかし、特に運動部の場合、入部したばかりの1年生の体力では、練習についていくだけでも数か月はかかると言われています。

 そんな中で、「勉強は新しい生活に慣れてから、テストの結果を見て頑張ろう」と考えている人が結構な数います。気持ちは分からなくもないですが、一言言わせてもらえれるなら、「その考えは物凄く危険!」ということです。1番の理由は、「様子を見ようと思っている1学期中間考査の順位がほぼ3年間の順位を決定してしまう」からです。中学校では一夜漬けの丸暗記で何とかなっていたものが、高校ではそうはいきません。テストの問題も、知識だけでなく論理的思考が必要なものが増えます。だから、盛り返すのにも相当な時間を必要とします。そういう訳で、1学期中間考査の結果が思わしくないと、「みんなは頭良いんや」「自分は無理そう…」と打ちのめされて這い上がれなくなる生徒が多いのです。
 
 新しい生活に慣れることは大切なことです。ですが、それだけを優先するのは、今後のことを考えるとお勧めしません(受験後だから、ゆっくりしたいという気持ちは理解できますが…)。何より大切なのは、新しい環境に適した「自分の学習習慣」を早急に身に着けることです。それが、学習だけでなく、部活動や趣味などで思いっきり楽しめることに繋がっているのです。(中島)

春 はじまりの季節

4月になり、新年度が始まりました。
進学や進級で、新しい生活が始まります。
昨年度はコロナの緊急事態宣言で思うように動けませんでしたね。
まだまだコロナの影響が多く、中々動きづらい時が続いています。

しかし、4月ははじまりの時。
身の回りの環境が変わり、思い切って何かを始めるにはいい時です。
目標を持って物事に取り掛かりましょう。

新しく何かを始めることは、生活の中でも良い刺激になります。
刺激を受ければ受けるほど日々の生活は楽しくなりますね。
コロナで出来る事は決して多くはないでしょうが、
出来る事を、少しでも始めて見るのはどうでしょうか?
案外と長続きするものに出会えるかもしれませんよ。

[牧野]

受験後の勉強は本当に大事

 みなさんご卒業おめでとうございます。また受験勉強本当にお疲れ様でした。
 入試が終わって一安心,さあ遊ぶぞ!となりがちですが,入試が終わってこの時期の勉強は本当に大事です。
特に新中1,新高1になる皆さんはこの時期の過ごし方が本当に大事になりますよ。小学校から中学校,
中学校から高校,それぞれ学習のペースはかなり変わりますし,勉強が出来なくなったなと感じやすくなる
のもこの時期がとても多いです。それは新しい学習環境への準備が足りていなかったことが原因になることが
本当に多いです。授業でのノートの取り方や予習・復習の仕方をしっかり身に付けてから新しい学校に進みませんか?総合学習塾SHOOTは現在春期指導の真っ最中です。まだまだ間に合いますので,新しい学年に少しでも
不安のある方,前学年の復習をしたい方,受験勉強を早く始めたい方,どんなお悩みの方もお気軽にご連絡ください。(岡田)


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