変化

 今日の満月はスノームーンと呼ばれるものらしい。2月の満月の事らしいのだが知らないうちに色々と呼び名が出てくるものである。
 月ごとに呼び名があり4月ならピンクムーン、9月ならハーベストムーンと呼ぶらしい。まだまだ定着しているとはいいがたいが、数年たってみると当たり前になっているかもしれない。最近では2回目の満月はブルームーンということや、月が大きく見えるというスーパームーンは割と知られてきている。いつかはハロウィンのようにメジャーになるのだろうか。数10年前にはハロウィンもここまでメジャーなものになるとは思っていなかった。何かきっかけがあれば大きく変わってしまうものもあるのだろう。
 これまでになかったものや、地域限定で行われていたものが気が付けば普通になっていくっことはよくある。
 例えば、自分の少年時代はバスケはハーフ制だったが今はクオーター性が普通になっているし、ルールも変わっている。恵方巻になんかも関西の行事だったものが全国に広がったものらしい。
 
 自分たちを取り巻く環境や情報は日々激しく変化している。変化に対応していくことは当然大事だが、変えてはいけない物もたくさんあるはずである。本当に大切にするものが何なのか、なくしてはいけないものは何なのか考えてしまう。人とのつながりはなくしてはいけない大切なものではないだろうか。
(牧野)

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放任主義。

「子どもの言う通りにしてください」

 これは、親子面談で近年よく聞くようになった言葉です。

毎回と言うわけではないのですが、私は物凄い違和感を感じる

ことがあります。言葉だけを聞くと耳触りは良いのですが、

中には家庭で子どもの夢や進路について話してないのに、または

ろくに知らないのに、無条件でこの言葉を言う保護者がおられます。

そこを突っ込んで聞くと、「うちは放任主義なので・・・」と言われます。 

 対話はコミュニケーションの基本です。

相手と対話を重ねていくことで、相手の考え方や想いを知ることが

出来るようになります。時間はかかりますが、その分信頼関係や親愛

の情(愛情)が築けるのです。友人や同僚、そして家族であっても、

それは同じなのです。そして、その信頼関係や愛情の上に、子どもの

自主性を育む「放任主義」という教育方針は成立するのです。課題に

ぶつかっても簡単に答えを提示せず、子ども自身が考えて行動する

ことで、自分の意思が尊重される実感が得られます。それが成長に

つながります。あくまで、それは信頼関係と愛情という前提条件が

満たされている場合です。その前提条件がないと、「放任主義」では

なく、ただの「ほったらかし」です。子どもに対する正しいフォロー

があって初めて、「放任主義」は教育方針になり得るのです。

 情報やコミュニケーション技術が発展していく昨今だからこそ、

アナログな相手との対話が大事なのではないでしょうか。何でも

そうですが、創るには時間がかかりますが、壊れるのは一瞬です。

「家族だから大丈夫」と高を括らず、家族の信頼関係をより強固な

ものにするために、相手の想いを知ろうと対話してみませんか。

                        (中島)

新しいことをやらない

 昨日,私立大学の入試日程を終えた生徒が,報告に来てくれました。この時期は私立大学入試の本番,また国公立大学の二次試験,公立高校入試も近づいてきています。国公立大学や公立高校を第一志望にしている生徒が多いので,みんな最後の追い込みに必死に勉強しています。
 この時期大事なことは,新しい教材に手を出さないことです。本番に向けて大事なことは今までやってきた中で,出来ていたことが出来なくなっていないかを確認することと,自分の弱点に向き合い出来ないことを一つでも減らしていくことです。だから,「とにかく問題を解く」だけにならないように解いたもののやり直しや復習に時間をかけることが大事になります。自分の弱点を放置して出来るところだけやって,勉強した気になっても向上できません。自分の弱点から逃げずに少しでも苦手をなくすようにしてください。後1カ月最後まで頑張りましょう。
(岡田)

知ること。

 人は誰しも楽をしたいと思うから、さしたる努力もせずに

たどり着ける行き先を、候補としてついつい選んでしまう。

楽をしようとすることは、必ずしも悪いことではないが、

その求めるものをよく知らずに選択してしまうと、必ずと

言って良いほど、後悔してしまう。

 進学先や就職先を決める時は言うまでもなく、休暇の旅行

の目的地や友人へのプレゼントを選ぶ際も、その目的地や友人

のことを何も知らずに、先入観や想像だけで選んでしまうと

望ましい結果が得られないことも多い。

 何に関しても、後悔しないために大事なことの1つは「知る

こと」ではないかと思う。情報を知った上での結果と知らないで

得た結果では、同じ上手く行かない結果であったとしても後悔

の度合いがまるで違う。

 得意、不得意はあれど、「知る」機会は基本的に平等である。

どんな職業や学校を目指そうが、知ろうとすることから全ては

始まる。上手く行かない可能性ややらない言い訳を考えるより、

よっぽど建設的だし、成功する可能性が高まる。(中島)


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