時代の変化や子供たちを取り巻く状況、社会のニーズなどを踏まえ、
改訂される各学校の教育課程の指針となる「学習指導要領」ですが、
現行の学習指導要領は、小学校では2020年度、中学校では2021年度、
高校では2022年度の入学生から全面実施されています。
近年のグローバル化や、スマートフォンの普及、人工知能(AI)の活用
による技術革新が進む社会に対応できるように、子供たちに生きて行く
ために必要な資質や能力を育むことを学校教育に要求しています。具体
的に言いますと、「言語能力の育成、外国語教育、プログラミング教育、
理数教育の充実、道徳教育、伝統や文化に関する教育、主権者教育、
消費者教育」などです。しかも、それらを「主体的に、対話的に、深く」
学べるように、すなわち「アクティブ・ラーニング」の視点を重視する
ように学校現場に求めています。さらに、タイミング悪く、新型コロナ
ウイルスが流行し、従来の対面式授業ではなく、リモートによる授業する
ことを余儀なくされました。コロナ禍が以前より落ち着いた現在でも、
電子黒板やタブレットなどの新しい指導媒体の活用やノートテイクを必要
としないプリント学習の増加など、子供たちを取り巻く教育環境が様変わり
しています。
では、実際に学校で授業をする先生やそれを受ける子供たちは、「学習
指導要領」が求める教育水準を提供し、享受できているのでしょうか。
気づいたら、思った以上に長くなりましたので、そのことについてはまた
次回私のブログで語らせていただきます。(中島)