後悔先に立たず。

 「後悔先に立たず」という言葉の通り、人は窮地に立って選択に迫られた時、後悔しないように選ぼうとします。
後悔しないためには、早めに積極的に行動することなのですが、大概は「失敗したらどうしよう」と悲観的に考えすぎて、身動きが取れなくなってしまいます。でも、それこそが後悔の最大の原因になるのです。何もしないと、時間の経過とともに、選択肢がどんどん少なくなってしまいます。「選ぶ」のではなく、「選ばされる」ようになるのです。それが、また後悔を生み、次の後悔につながり・・・と連鎖してしまいます。
 受験生も然りです。弊塾に限らず、センター試験で失敗した人は少なからずいます。「もっと勉強しておけば良かった」「学習したことをもっと発揮できていれば」と後悔したことでしょう。たまに、落ち込んで投げ出してしまう人もいますが、ここで大切なのは何故後悔しているのかということです。後悔するということは「望む自分の姿」があるということです。それを見据えて一歩ずつ全力で進めば、少なくても立ち上がれなくなる程の後悔はないはずです。結局、失敗してもあきらめず、最後の最後まで足掻き続けた人だけが後悔から解放されるのです。
 自分の人生のかかった場面で、簡単に分かったように諦めたり、周りの人の助言を聞こうとしなかったりする人が、後悔しないで済むことなんてあるわけないですもんね。格好を気にし、自分の力だけでやることを大事にする人がたまにいますが、人間一人の力なんてたかが知れています。大事なのは、「自分の望む姿」に向かって、考えられる全ての手段を使って、全力で進むことなのです。


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