考える力。

 新型コロナウイルス感染が広がりを見せる中、デマによって、一部ではトイレットペーパーやティッシュペーパーが買い占められ、品物が無い状態になっているらしい。「デマを流した奴が悪い!!」と情報を流した人を悪者にしているらしいが・・・。
 もちろん、本意、不本意によらず、デマを流して混乱を招くことは良くないですが、それよりも大事なことは情報を鵜呑みにして踊らされるのではなく、一人一人が得た情報を自分で「考えて判断すること」ではないでしょうか。
善意や悪意に関係なく多量の情報があふれる中で、周りに流されるのではなく、自分の目と耳と頭を総動員して、
きちんと考えて判断する力を身に付けることが、有事の際に大きな混乱を招かない有効な方法であると思います。
それには、日頃から何事においても、自分で考える習慣を身に付けなければなりません。他人に判断を委ね、その人の考えに従うことは楽なことですが、それが常態化すると、自分で判断することが出来なくなってしまいます。そして、その判断が間違っていたら、その人がすべて悪いかのように責めたてる・・・責めても状況は好転しないのに、怖いことです。何かを判断する時に生じるリスクを他人に押し付けておいて、自分に不利益が出ると責任も押し付けるのは、何もしようとしていない自分を棚に上げて、完全にその人のエゴです。問題が大きくはなっても、解決することはありません。各自が個として自律して、持ちうる力を結集することが本当の「協力」であり、団結することだと思うのです。

 最後に、新型コロナウイルスに感染された方、そのご家族、関係者に心よりお見舞い申し上げます。
また、ウイルス対策に当たられている方々の、日々のご尽力に心より感謝いたします。
一日も早く、皆さんが安寧な暮らしに戻れることを願うばかりです。

新型コロナウイルス対策についての総合学習塾SHOOTの対応について

2月27日、政府により3月2日から春休みまで小・中・高校の臨時休校の要請がなされました。
総合学習塾SHOOTといたしましては、行政機関等の方針が判明次第、対応を検討いたします。
つきましては、塾としての今後の方針はホームページ上でお知らせいたします。
ご理解のほど、よろしくお願い申し上げます。

勉強に終わりはない

 この連休が明ければ国公立大学二次試験,あと10日ほどで公立高校入試と受験も大詰めになってきています。
 受験生のみなさんは今本当に必死に受験勉強に取り組んでいると思いますが,入試まであと少し合格を信じて
頑張りましょう。
 ただ,受験勉強が終われば勉強が終わるわけではありません。中学3年生は高校で,高校3年生・既卒生は大学で
新しい環境での勉強が始まります。とても怖いのは,受験が終了して勉強を止めてしまうこと。休みたい・遊びたい
気持ちはとてもよくわかりますが,全く勉強をしなくなるのはとても危ないです。高校での勉強は高校受験の勉強が
楽に思えるほど大変になってきますし,大学での勉強は高校で習う英語や数学の知識があるものとして組まれていて,中・高のように周りも助けてはくれません。勉強をする習慣を無くしてしまうとそこから戻すことはとても
大変になります。今現在受験を終えている人も多いと思いますが,今まで自分のやってきた勉強を振り返る。出来たことが出来なくなっていないか確かめることは必ずやっておきましょう。
 社会人になっても勉強することはたくさんあります。その時学生時代の正しい学習習慣は必ず助けになります。

入試直前

 県公立高校の志願者倍率が発表され、再来週には国公立前期試験。
いよいよ入試本番が近づいてきましたね。例年とは違った気候で、暖かい日が続いていていますが、入試直前の緊張感は変わりませんね。
 入試前になると、体調のことを考えすぎてペースを乱してしまったり、妙に詰め込みすぎたりすることがあります。でも直前期に大切なことは、体調管理をしながらも勉強のペースは変えないことですね。今までやってきたことを最後まで継続して行うことが大切です。ただ試験時間にベストの状態になれるように体の準備は必要です。
 とはいっても、学校に通っているのとおなじように過ごせばいいだけです。入試の時間は一般的に学校の時間と大差ありません。早朝に行われる試験も無ければ、深夜に行われる試験もありません。遅くまで起きていたり、朝に寝すぎたり、お昼間に寝たりすることが無ければいいんです。
 何よりも、心身共に、自分がベストを尽くせる状態であることが大切です。試験まで緩めることなく、今まで頑張ってきた自分を信じて、試験に臨んでいきましょう。結果は後から付いてきますよ。

後悔先に立たず。

 「後悔先に立たず」という言葉の通り、人は窮地に立って選択に迫られた時、後悔しないように選ぼうとします。
後悔しないためには、早めに積極的に行動することなのですが、大概は「失敗したらどうしよう」と悲観的に考えすぎて、身動きが取れなくなってしまいます。でも、それこそが後悔の最大の原因になるのです。何もしないと、時間の経過とともに、選択肢がどんどん少なくなってしまいます。「選ぶ」のではなく、「選ばされる」ようになるのです。それが、また後悔を生み、次の後悔につながり・・・と連鎖してしまいます。
 受験生も然りです。弊塾に限らず、センター試験で失敗した人は少なからずいます。「もっと勉強しておけば良かった」「学習したことをもっと発揮できていれば」と後悔したことでしょう。たまに、落ち込んで投げ出してしまう人もいますが、ここで大切なのは何故後悔しているのかということです。後悔するということは「望む自分の姿」があるということです。それを見据えて一歩ずつ全力で進めば、少なくても立ち上がれなくなる程の後悔はないはずです。結局、失敗してもあきらめず、最後の最後まで足掻き続けた人だけが後悔から解放されるのです。
 自分の人生のかかった場面で、簡単に分かったように諦めたり、周りの人の助言を聞こうとしなかったりする人が、後悔しないで済むことなんてあるわけないですもんね。格好を気にし、自分の力だけでやることを大事にする人がたまにいますが、人間一人の力なんてたかが知れています。大事なのは、「自分の望む姿」に向かって、考えられる全ての手段を使って、全力で進むことなのです。

2月1日に毎年思うこと

 みなさんセンター試験はどうだったでしょうか。じぶんの実力をしっかり出すことが出来て,
二次試験に向けて頑張っている人,自分の思うような結果は出せなくて多少厳しいが,本来の
志望校をあきらめずに二次試験での逆転を信じて頑張っている人,センターを失敗してしまって
目標を変える人,様々にいると思います。
 私は高校3年生の時センター試験で大失敗しました。自分の志望する学部で受ける大学はほぼない
という状況でした。学校の面談で当時の担任の先生に苦笑いされたことを今でも覚えています。
 私の場合は目標を変えざるを得ない状態だったので,立ち直りは早かったですが,それでも
ショックを受けました。
 2月1日はセンター試験後,私の私立大学入試が始まった日です。当時目標を修正し,私立を第一志望に変え
その戦いのスタートになった日でした。
 自分の入学した大学,就いた職業,今の立場は当時思い描いていたものとは全く違ったものになりました。
数学が苦手だった自分が数学を教える職業に就くとは夢にも思いませんでした。ただ今の自分の仕事は
本当に大好きで,毎日非常に充実した時間を送っています。今考えると,センター試験で失敗したこと,
私立入試でも本当に自分が行きたかった大学にはあと少しで行けなかったことは,意味のあることだった
のだろうと思います。そのどこかで何かが違っていたら今の自分はいません。
 私は「センターを失敗したぐらいなんだ」というつもりはありません。それに対し努力し,頑張ってきて,
結果が出なかったことはとてもつらいことだと思います。ただ,失敗したことを忘れることが出来るような
むしろ失敗したことが良かったのではないかと思えるようなことが人生にあることも事実です。
 今必死で頑張っている皆さん,もしかしたら無駄な努力じゃないかと思いながら頑張っている皆さん,
無駄な努力なんて絶対にありません。その努力はあなたのその後を支えるものに必ずなりますよ。


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