少し前は半袖で汗ばむ気温だったのに、
今は半袖では肌寒く感じます。
毎日変わらないように見える見慣れた景色も、
確実に変化していることを実感させられます。
早いところでは、中間考査が終わりテストの返却が
始まっています。結果はどうだったでしょうか。
目標にした得点を達成できた生徒が多い中で、達成
できなかった生徒もいます。本人に理由を聞いてみると、
「勉強不足です」と言うのですが、ほとんどの場合、
本当の理由は別の所にあります。確かに、勉強時間が
足りなかったり、テスト範囲で手を付けられなかったり
したことが原因で、結果が出せなかった部分もあるの
でしょう。しかし、失点の主たる原因は「指導した
学習方法通りにテスト勉強しなかったこと」です。
正しく学習しないと頭に入りにくいし、一生懸命学習
したことがテスト本番で出てこなくなります。
今回のテストに限らず、私の30年近い講師経験に
基づいて断言しますが、なかなか成績が上がらない理由は
ほぼこれです。自分なりのオリジナル(と言う名の出来る
限り楽をする)学習方法があり、その方法を変えることが
出来ないため、テストで結果を出せません。さらに、
やっても結果が出ないと思い込んで、だんだん学習時間も
減っていきます。なおさら、テストの得点は下がります。
でも、本人は本気で学習しているつもりで、そのことに
全く気付かず、良い点を取るために、学習時間だけを
延ばそうとしてしまいます。無理が出て、続かなくなるのは
当然ですよね。しかも、根が真面目な生徒ほど、この
スパイラルにハマります。その状態で、勉強時間を増やそうが、
問題集を解きまくろうが、学習環境(塾・家庭教師・配信授業など)
を変えようが、結果が変わらないのは明白です。
塾、家庭教師、通信添削や配信授業と、学校以外の学習補完の
方法はたくさんありますが、それらの目的の最たるものは、
「自分の能力や性格に合わせた正しい学習方法を身に着けて、
結果を出せる学習を自分で出来るようになること」だと常日頃
思っております。30年やってても、なかなか生徒に伝わらない
ですけどね~(;^ω^)本当に想いを伝えるのは難しいです。(中島)