「目的」と「手段」

 大学入学共通テストまで二か月を切りました。

受験生の表情を見ると、緊張と不安が入り混じった感じを受けます。

そして、今までの受験勉強の疲労が出てくるので、

体力的にも、精神的にも一番きつい頃だと思います。

何とか全員無事に志望校合格を掴み取って欲しいと心から願います。

 受験が差し迫ったこの時期に大切なことは、

「今、何のために頑張っているのか」という「目的」を忘れないことです。

「えっ!?そんなの『○○大学に合格するため』に決まってるやん!」って

言われそうです(実際に生徒に言われました・・・(;^_^A)が、

私からすると、それは「目的」ではなく、「手段」です。

だって、大学は最終目的地ではないからです。

大学卒業後にどんな仕事をしたいか、どんな暮らし方を望むのか、どんな自分で在りたいか

などが「目的」ではないでしょうか。

 「目的」と「手段」を取り違えてはいけません。

年齢を重ねていくと、「やるべきこと」が増えていき、「やりたいこと」が霞みがちになります。

そうなると、毎日がつまらなく感じてしまうようになります。

そんな時に「目的」は自分を支えてくれます。もう一歩前に足を踏み出させてくれます。

そして、大変なことはあるけど、少しずつ「目的」に近づけるのです。

 生徒たちには将来笑っていて欲しいと思います。

だからこそ、しんどい時こそ「目的」を忘れないで欲しいと伝えたいのです。 (中島)

期末テストに向けて

 期末テストが近づいてきましたね。早いところはもう試験発表していますね。
 ところで皆さんの今度の試験の目標は何ですか?
 「そんなこと考えたこともない」なんていう人もいるのではないですか?

 目標を立てることは日々の勉強を有意義にするためにも重要なことです。
 ただ高すぎたり低すぎたりする目標はあまり効果があるとは言えませんよね。
 高すぎればすぐにあきらめてしまいやすくなりますし、低すぎればすぐに達成できるので、
 頑張ろうという気が薄れます。ではどのくらいを目標にすればいいでしょうか?

 以前のテストの出来具合から、精一杯がんばったらできそうなものを目標にしましょう。
 例えば70点くらいの人は80点を,平均点に届いていない人は平均点+αを目標にするのは
 どうでしょう?無茶苦茶に難しいとは思えなくても、意外と大変なことなのですよ。
 10点得点を上げるためには何をしないといけないでしょうか?

 そこには今までのテストの得点の取り方がヒントになります。
 単語や語句、単純な計算間違いを良くしている人はその練習を増やすことが大切ですよね。
 時間が足りなくて問題全部を見られなかった人は、時間を意識した練習が必要ですね。
 
 人によって何をすればいいか、どうすればいいかは異なりますが、一つ確かに言えることは
 見るだけ、読むだけ、ワークを解くだけの勉強は身につきません。
 教科書を見ていて覚えた気になっても書けなければ意味はありませんし、ワークの問題を
 ただ解いても、数値や出し方を変えられると解けなくなることはよくあります。
 解き方考え方を身につけないとテストでは通用しません。どうやったらこの問題が解けるのか
 どこを読めば答えに行きつけるのかをしっかりと考えてみましょう。
 
 いつもとやり方を変えるのは中々難しいものですが、変えなければいつもと同じです。
 頑張りは必ず結果につながります。
 現状を見て目標を定め目標達成に必要なことを積み重ねていきましょう。
 そうすれば結果は見えてきます。

 さあ、頑張りましょう。  (牧野)
 

日常でいい判断が出来ない奴に,グラウンドでいい判断が出来る訳がない

『日常でいい判断が出来ない奴に,グラウンドでいい判断が出来る訳がない』 
                                 元ラグビー日本代表監督 平尾誠二

 お世話になっている人に,「仕事だけ出来る奴はいない」と言われたことがあります。普段の生活の緩みや,自分のだらしないところは,ある時だけ頑張ろうとしてもぼろが出てしまうことが多いです。だから,いつも自分を律しておかなくてはいけないのだと思います。
 有名なスポーツ選手や監督は「そのスポーツだけ出来てもだめだ」とおっしゃる方が非常に多いです。サッカーが好きな人は「FCバルセロナ」の名前を聞いたことがあると思いますが,バルセロナの強さを支えていたのは「カンテラ」と呼ばれる若い選手たちが所属する下部組織です。その創設に関わったオランダのスーパースターだったクライフは,「サッカー選手である前に,1社会人としてきちんとした人物に育てること」を第一に挙げたそうです。
サッカーしか出来ない奴は大成出来ないということでしょう。
 普段の生活でも,勉強でも同じではないでしょうか。「これぐらいいいや」が積み重なると大きな無駄につながりますし,試験期間だけ一生懸命勉強しようではなかなか成績は上がりません。日常からの積み重ねやきちんとした生活が成績上昇や,その先の自分の目標をかなえることにつながっていくのだと思います。それをやり続けることは本当に難しいことだと思いますし,ときに怠け心が出てしまうことも仕方がないことだと思いますが,大事な時にきちんと力を出すために,普段から自分を律した生活を送りたいものですね。(岡田)

自分の選択。

最近、高校2年生から受験の科目選択の相談を受けることが増えて来た。

学校で選択授業を決定する時期だからだろうか。

嫌いな科目や苦手な科目はどうしても避けたり、受験で使わなくても良いようにしたい。

人は苦しいことや辛いことから逃げたくなる。

「将来の為だから頑張れ!」「他の人も頑張っている」などと言うつもりはない。

私自身が受験生の時、嫌いな数学から逃げたからである。

「数学を減らして他科目に集中して勉強時間を増やし合格する」なんていう言い訳を

大義名分として自分に言い聞かせて・・・。結果から言うと、時間は増やさないし、

効率も上がらない。そもそも楽をしたかったから当たり前なんですけど。

そんな逃げてる自分が嫌いだった。

将来に対する不安、不合格に対する恐怖、自由な時間が減るストレスから苦しくて仕方なかった。

当時は数学を捨てることしか考えられなかったけど、今は捨てない道もあったと思える。

自分が希望する今の場所に辿り着くのに時間がかかったし、回り道もした。

逃げることも1つの方法だし、否定するつもりはない。

ただ、逃げても気持ちはくすぶるし、後で代償は払わなければいけなくなることを伝えたい。

どういう道を選択しても良い代わりに、自分の人生の責任は自分にある。

だから、しっかり自分の将来について情報を調べ、今の自分が最善と思える選択をして欲しい。

(中島)

結果と原因

 中間テストも終わって、ほぼ結果も出そろったところですね。
「やっとホッとできる」なんて感じている人も多いのではないでしょうか?
テストが終わってホッとするのは悪いことではありませんが、結果を吟味
することを忘れないようにしましょう。
 結果が良かったにしろ、悪かったにしろ、そこに必ず原因があります。
良かった要因はしっかりと次にも活かし、悪かった原因は取り除く努力が
必要になります。それが出来れば次のテストではより良い結果を出すこと
が出来るはずですよね。
 原因を分析するにはどうすればいいでしょうか。
 まずは答案をよく見て下さい。そこには自分の解答の癖が出ています。
語句の勘違いや計算ミスをはじめ、時間不足で解けていない問題があるこ
とや、部分点が多く完答出来ていないことなどできなかった部分が見えや
いですね。逆にグラフはよくかけていたとか教科書の通りにとけた部分も
結果として見えてきますね。
 次にその結果についてテスト勉強の仕方がどうだったのかを考えてみま
しょう。時間のかけ具合やバランスはどうだったか。ワークをするだけ、
教科書を読むだけなどといった勉強はなかったか。しっかりくりかえして
かいたのか。色々吟味する点が出てくるはずですね。
 結果を吟味すれば、後は分析に基づいて行動するのみです。自分だけで
行動するのが難しい時には人の手を借りましょう。人の手を借りることは
決して恥ずかしいことではありません。頼れるものは頼ればいいのです。
 
 勉強も何事も一朝一夕には身につきません。反復することでしか定着さ
せるのは難しいのです。
 不安を感じた皆さん。今から行動しませんか?(牧野)

「やりなおし」って大事

 山口市内の中学校はほとんどが昨日の金曜日と明後日の月曜日に中間テストが行われます。テストが終わり,返ってきたテストをそのままにしていませんか?私自身学生の頃は,テストはもう終わったものだから振り返らないという感じでした。
 テストにはその時その時で自分が出来ていなかったことが現れ,間違い方にも自分の傾向が出ており,成績を改善するためにとても大切な情報が入っています。「どうせ次は出ないから」という気持ちもわからなくはないですが,先にある入試にその単元は出題されるかもしれません。自分の間違えたところを克服し,次に間違えないようにすることが成績上昇に必ずつながっていきます。良い点だったことで喜ぶ,悪い点だったことで悲しむ,それだけでは成績の改善は出来ません。何が悪かったのかをしっかり理解し,次につなげるためにしっかりやり直しをしましょう。その中で出てくる課題が自分で解決できないのなら,学校や塾の先生に頼りましょう。現在SHOOTでは,テストのやり直しも含めて,中間テスト応援キャンペーンを行っています。非常にお得なキャンペーンになっていますので,是非お問い合わせください。(岡田)

後悔すること

 人はよく後悔する。

「どうして好きな人に気持ちを伝えなかったんだろう」

「どうしてきちんと準備して仕事をしなかったんだろう」

「どうしてアルバイトを辞めてしまったんだろう」

 「行動しなかった後悔」と「行動した後悔」の二種類あるが、

その二つには大きな違いがある。

「行動した後悔」は時間が経つと次第に無くなって行くのに対し、

「行動しなかった後悔」は時間が経つと大きくなってしまうという点である。

だから、何もしないで諦めたことは、いつまでも後に引きずってしまう。

行動したことは、あったとしても後悔は時間と共に小さくなる。

行動しなかった方が、もっと後悔することが多い。

 結局、「完結」していない行動は後悔を生んでしまう。

例え、失敗したことでも、それは「完結」していることなので、

後悔しても時間が解決してくれるのである。

 ただ、私自身後悔することは多いが、「後悔しても別にいいかな」くらいの

気持ちで行動するようにしている。行動する方が最終的に後悔は少ない気がする。

極端な言い方をすれば、少しずつでも自分にできる行動をすることが、

後悔しない方法である。

いきなり大きな一歩を踏み出すのではなく、「このくらいで良いの」と思えるくらい

小さな一歩で十分だと思う。

きっとそれが自分の将来の笑顔に繋がっているはずだから・・・。 (中島)

10月

10月に入りましたね。
高校生は定期テストの期間に入りました。中学生は1週間ほど後でしょうか。
夏休み明けのバタバタから,ようやく慣れてきたなと思う頃に定期テスト。
9月にはイベントのある学校もあり、授業についていけていない人も結構いるのではないでしょうか。

テスト期間に入るとどうしても気持ちが焦ってしまいがちです。そんな時にはテスト範囲内を一通り
見直すことだけを考えましょう。授業や課題などで何度か取り組んでいる内容です。焦らなければ
十分に見直すことが出来るはずです。
でも中にはテスト範囲のワークの一回目が終わっていないなんて言う人もいるでしょうね。
そんな人は答えを見ながらでも終わらせることを考えましょう。
この時注意したいのは答えを写すだけになることです。答えを見ても構いませんが何も考えずに写す
のは意味がないことですよね。せめてこんな風に考えて解くんだということを確認して写してくださいね。

10月もいろいろとイベントがある学校多いですね。勉強もイベントも楽しんでやるのが一番です。
楽しんで過ごしましょう。(牧野)

2学期中間テスト

 ついこの間夏休みが終わったと思ったら,もう9月末本当に早いです。山口市内ではテスト発表を行う高校も出て
きて,2学期の中間テストが始まります。2学期は,体育祭や文化祭などで前半は授業が中々進まなかった学校も
多く,ここにきてかなりのスピードで授業が進んでいるような印象を受けます。今年から中学校の教科書改訂で
単純にやらなければいけない単元は増えながら総授業時間は変わらないわけですから無理が出てくるのも仕方のないことです。「どうしてもわからないところが残ってしまった」「授業が速くてついていけない」という意見を持つ
生徒も多いのではないでしょうか。
 わたしたちは個別指導で皆さん1人1人で違う,苦手なところやわからないところを,ピンポイントで指導することが出来ます。1人1人に細かく対応できるところが個別指導の一番良いところだと思います。少しでも「最近勉強がわからなくなったな」「点数が取れなくなっておかしいな」と感じたなら,相談だけでも是非お問合せください。1人でも多くの方が,自分の弱点を克服し,将来の夢や目標をかなえるお手伝いが出来たらとてもうれしいです。
(岡田)

アキラメル。

 今朝、「藤波辰爾、67歳でシングル王座奪取」というニュースを目にしました。
自分が子供の頃からプロレスの第一線で活躍されていた方が、30年ぶりにタイトルを取るとは、
何てスゴイんだろうと心から感動しております。プロレスファンではないのですが、
第一線で活躍するだけでなく、タイトル戦をする覚悟と挑戦、また努力と苦悩は如何ばかりかと
考えるだけで頭が下がります。そして、「お前も、まだまだ頑張れるだろう?」と励まされているようで
元気を頂きました。

 何かを目指して歩き始めはしますが、その道をひたすら歩き続けれることは簡単なことではありません。
時には心が折れてしまい、諦めてしまうこともあります。
でも、元々「諦める」という言葉は悪い意味ではないのです。「諦める」は「明らめる」、つまり「明らかにする」
ことなのです。真実や真理を明らかにすることなのです。
 
 ところが、日本語ではその意味がごっそり抜け落ちて、「目指していたもの途中で止める、断念する」という
マイナスの意味ばかりで使われるようになったのです。自分が望んでいることを目指す途中の「苦しさ」や「辛さ」
を感じると、その感情から逃げ出したくて断念し、「諦めて」しまうのです。
マイナスの感情は本人にしか分からない部分があるので、それを否定するつもりはありません。ただ少し勿体ないと
思うのです。全てを投げ出してしまう前に、「自分が望んでいたものは何だったのか」「なぜ、望んでいたのか」を
明らかにすることも大切だと思うのです。目的と手段を明確にして、マイナス感情を生み出している元は何なのかを
はっきりさせるのです。目的地にたどり着く道は1つではありません。自分にあった道(手段)を見つけると途端に楽になることもあります。

 私もここらでもう一度、自分の夢について「明らめて」みようかな!  (中島)


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