前回のブログを書いたときは、桜がまだ咲いていたのですが、
時間が経つのは早いものです。
今は、中間考査真っ只中。皆さん、調子はどうでしょうか。
高校生はそろそろ終わり、中学生がテスト範囲が発表される頃ですね。
高校生はテストが返ってきている人もいるようで、悲喜交々です。
特に、高校1年生は中学の勉強とのギャップに戸惑っています。
中学の時は、丸暗記でそこそこ良い得点を取れていた生徒も対応
できなくなっているみたいです。
丸暗記は付け焼刃なので、テストでは漢字や単語をはじめとした語句や
理科・社会の用語などの問題は出来ても(その記憶も長持ちしませんが)、
思考力や表現力を求められる問題には対応できないのです。
何故なのでしょうか。それは、きちんとした学習サイクルで学習できて
いないからなのです。
「知らない」ことを習って、「知っている」ことにするのが学校の授業。
「知っている」ことを「分かる」ことにするのが自分での復習。そして、
「分かる」ことを「出来る(解ける)」ことに昇華するのが自主学習や
テスト勉強なのです。少しでも、その段階を早めるのが予習や塾になるのです。
ここで大事なのは、問題を「出来る」レベルに昇華させるのは、最終的には
生徒自身の学習であることです。自分で習ったことを、何度も咀嚼して初めて
「出来る」レベルに到達するです。「学校や塾で勉強したから・・・」と自主学習
をしなければ、ワークしか解いていなければ、教科書を読むことしかしなければ、
学習が未完成なので、テストで望む得点を取れないのは当然です。
自分が学習している項目が「知らない→知っている→分かる→出来る(解ける)」
のどの段階にあるのかを知ることが、学習の始まりです。
さて、今日も生徒たちを学習の基本が分かるように、優しく指導することに
しましょうか。(中島)