最近、高校2年生から受験の科目選択の相談を受けることが増えて来た。
学校で選択授業を決定する時期だからだろうか。
嫌いな科目や苦手な科目はどうしても避けたり、受験で使わなくても良いようにしたい。
人は苦しいことや辛いことから逃げたくなる。
「将来の為だから頑張れ!」「他の人も頑張っている」などと言うつもりはない。
私自身が受験生の時、嫌いな数学から逃げたからである。
「数学を減らして他科目に集中して勉強時間を増やし合格する」なんていう言い訳を
大義名分として自分に言い聞かせて・・・。結果から言うと、時間は増やさないし、
効率も上がらない。そもそも楽をしたかったから当たり前なんですけど。
そんな逃げてる自分が嫌いだった。
将来に対する不安、不合格に対する恐怖、自由な時間が減るストレスから苦しくて仕方なかった。
当時は数学を捨てることしか考えられなかったけど、今は捨てない道もあったと思える。
自分が希望する今の場所に辿り着くのに時間がかかったし、回り道もした。
逃げることも1つの方法だし、否定するつもりはない。
ただ、逃げても気持ちはくすぶるし、後で代償は払わなければいけなくなることを伝えたい。
どういう道を選択しても良い代わりに、自分の人生の責任は自分にある。
だから、しっかり自分の将来について情報を調べ、今の自分が最善と思える選択をして欲しい。
(中島)