昨今、読解力の低下が問題になっており、文部科学省では「自らの目標を達成し、
自らの知識と可能性を発達させ、効果的に社会に参加するために、書かれたテキスト
を理解し、利用し、熟考する能力」だと、読解力を定義している。個人的には、内容
を盛りすぎて、学校では十分に時間が取れず欲張りな気もする。
読解力とは、一般的には「文章を読んで、その内容を理解し解釈する力」のことで
ある。では、読解力に何が必要かを手順に従って見ていこう。
まず、「文章を読む」だが、これには「知識(語彙力と多分野の情報)」が必要である。
ある程度の「知識」で読むことは出来るが、速度や理解の深さに差が出る。昔は知識源
は主に本だったが、今はパソコンやスマホが主流で、文章を読む機会も減り読解力低下
に拍車をかけている。余談だが、「本を読めば読解力が身につく」といった誇大妄想が
生まれたのも、この辺りに起因している気がする。「読書量と国語力」の関係を調査した
ところ、1か月全く読書しない人と読書する人では少し差が見られたが、読書する冊数が
1冊以上であれば国語力に差はなく、頭打ちになるという結果が出たことを付記しておこ
う。
…あれ!?終わりそうにないなぁ~(笑)すみませんが、次回に続きま~す(^-^;(中島)