そろそろ期末テストも終盤、中には終わっている学校もあります。
頑張った成果は出ましたでしょうか。
塾生は結果を出してくれる・・・はず……きっと、・・・たぶん・・・(笑)
もちろん、シンジテマス!
先日のブログでも触れましたが、成績を上げるための学習には「当たり前のこと」が
いくつかあります。そのうちの1つが「ノートをとること」です。
学習指導要領改訂に伴う指導内容の増加や難化、昨今の新型コロナ感染拡大による
授業時間の減少や感染拡大防止策としてのリモート授業、デジタル化による電子黒板や
タブレットの利用などの理由で、ノートをとる機会が減少しています。
先生がノートをとらなくて良いとおっしゃってる学校もあるようです
(おそらくは授業時間の節約が主な理由だと思いますが・・・)。
以前、生徒に「ノートをとらなきゃいけない理由が分からん。写真じゃダメなん?」と
言われたことがあります。確かに、学校の授業で毎時間ノートをとるのが大変なのは分かり
ますし、写真はきれいで正確です。しかし、ノートをとることは「目的」ではなく、
あくまでも学習のための「手段」であることを忘れてはいけません。
大抵の場合、学校のテストは教科書、授業内容、ワーク(傍用問題集)から出題された問題
を解くものです。ということは、
➀ 学んだ内容を整理し、まとめて、忘れないようにしなければいけない。
➁ 教科書の問題(例題・問)の解法手順を知り、自分1人で解けるようにならなければいけない。
➂ ➀や➁を学習する中で新たに気づいたことや分かったことなどをまとめて、テスト前に見直せる
ようにしておく必要がある。
➀~➂の役割をノートは担っているのです。➀~➂が出来てテスト勉強なのです。
だから、「ノートをとらない、とれない」というのは、それだけでテストで良い得点を取るために
必要なことをごっそり取りこぼしていることになります。ノートがない生徒は、テスト勉強として、
前日に、たった一回「教科書を見る」「解答集を頼りにワークや問題を解く」だけで高得点を
目指していることになるのです。学校の先生は授業で時間が取れないから、自主学習でノートテイク
に該当する学習を期待しているのでしょうが、その考えが生徒に伝わっていれば良いけれど・・・。
見た目がきれいなノートをとっているのに成績が今一つな生徒がいるのも同じ理由なのです。
では、どんなノートを作れば良いのでしょうか。目的別にノートのとり方がありますが、
それはまた後日にしたいと思います。では、また次回! (中島)