何のために・・・

 大学受験もそろそろ後半戦。

みんな一生懸命勉強して、ラストスパートをかけている。

どの子も「合格」を勝ち取って欲しい。

心からそう思う。

 しかし、大学合格というのは確かに一つの大きな目標であるが、
 
そこがゴールではない。

大事なのは、「大学にいること」ではなく、「大学で何をするか」、

もっと言えば「何のために大学に行くのか」である。

 例えば、同じ職業を目指す、同じ大学の人間がいて、

同じ行動をとったとしても、二人ともその職業に就ける保証はない。

個人の資質もさることながら、置かれている状況がまるで違う。

だから、自分や目指す職業の状況を観察(把握)し、それに基づいて方向づけをする。

そして、具体的な方針を策定して、実際に行動に移す。

こういったサイクルが重要になる。様々な問題に直面した場合にも有効である。

「PDCAサイクル」に変わる手法として話題の、いわゆる「OODAサイクル」である。

ちなみに、OODAとは、Observe (観察)、Orient (状況判断、方向づけ)、Decide (意思決定)、Act (行動) の頭文字

を取ったもので、これは目標を達成するための要素を 4 つの段階に分け、成功に導く手法である。

 何にせよ、全ては自分に必要なこと(情報)を「知る」ことから全ては始まる。

状況が変わるのをただ「待つ」のではなく、情報を活用して目的地までの自分の道を歩いていく。

まぁ、簡単に言えば、「よく学び、よく遊び、よく動け」かな。

知識は持っているだけでなく、使って初めて真価を発揮するものだしね。(中島)


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