暖かくなったり、寒くなったりと変な気候が続きますね。
春のぽかぽかな日和が待ち遠しいものです。
そんな気候の中、今週からSHOOTも「春期指導」を開始しました。
生徒たちも春休みの課題に取り組んだり、今までの復習や新学年の予習
をしたりして、自分の目標のために頑張っています。
先日、1年の総括のための保護者面談をさせていただきましたが、
皆さんに概ね満足していただいているようで一安心。ただ、全員という
わけではない事実も真摯に受け止め精進したいと思います。ただ、その
中で気になる意見もありました。それは、「すぐに結果が出ない」という
ものです。以前も書きましたが、成績が上がらない理由は生徒によって
千差万別です。塾の役目は成績を上げることなのは十分に理解してますが、
塾にただ通えば、本人の努力もなく無条件で成績が上がることがないのも
事実なのです。だから、成績の上がらない根本原因を探し、本人に認識
させて、一緒に克服する意思と実際の学習が必要なのです。「風邪」と
言っても、現れる症状が人によって異なり、必要な治療や薬も違うのと
同じだと言い換えられるかも知れません。
誰しも望む結果を、出来るだけ楽をして手に入れたいと思うのは自然
なことです。しかし、学習にそんな魔法は存在しません。本人の頑張り
以上の成果を手にすることはありません。ほとんどの生徒は、自分の成績
が上がらない原因に心当たりがあるはずです。苦手なものや面倒臭いもの
を避けて、自分がやり易いものや方法、すなわち「見るだけ、読むだけ、
解くだけ」の「だけ勉強」です。一見楽な学習に思えますが、これらは
すご~く忘れ易いものでもあります。受験期まで苦労を先送りしている
だけなのです。例えば、お腹を空かせている人は魚をあげると喜びます。
しかし、その場合魚を誰かからもらい続けないといけません。私たちは
時間がかかっても、魚の捕り方を教えます。なぜなら、それが「生きて
いく力」になるからです。正しい方法があれば、自分で工夫もできます。
それが視野を広げます。生きる選択肢を増やします。永い目で見たとき
に、本人のやりたいことに繋がります。
もうすぐ新たな出会いの春が来ます。今の生徒はもちろん、これから
出会うであろう生徒や保護者の方に、みんなの笑顔に繋がると信じて、
私たちの信念をしっかり伝えていきたいと思います。(中島)