夢を持つこと。

 「あなたの夢は何ですか?」

 「将来何になりたいですか?」

 昔からよく言われてきた言葉ですね。

子どもの頃、夢を持つことはとても素晴らしいことで、

夢を持つだけで何だかすべて上手く行くようなよく分からない

万能感があり、どんなことでも乗り越えて頑張れるんだと思って

いました。

 しかし、ある時からその夢が「良い大学」や「良い仕事」に

すり替わり、テストの得点や偏差値などの「数字」を追いかける

ようになり、厳しい現実を目にして頑張り続けることに息切れをして

心が摩耗していく。

 私たちは人間なので無条件でいつまでも努力し続けることは

できません。まずは、自分の夢や就きたい職業についてよく知り、

心から好きにならないといけません。好きなことは頑張れますが、

嫌いなことはなかなか頑張れないものです。

 そして、そこへ至るためのルートを見つけなくてはなりません。

漠然とした努力ではなく、具体的な行動をとらないと状況は好転

していきません。好転したり、成果が分かったりすると、「次も」

とモチベーションに繋がります。

 また、私は大人になって、夢を持つことのプラス面だけではなく、

マイナス面、すなわち、どんな辛いことがあるのか、挫折しそうな時

どうすればいいのか、失敗した時どうやってもう一度立ち上がるのか

なども知っておきたかったと思うのです。知っていれば受けるダメージ

も違うし、それらを避けたり、減らしたりもできると思うのです。

 最近、指導している中で、子どもたちが疲れているなと感じること

があります。全てではなくても、子どもたちが抱えるものを少しでも

軽くして、支えてあげたいと試行錯誤しています。ゴールの見えない

マラソンをするような努力ではなく、自分の設定したゴールまで自分の

ペースで到達できるような努力をして欲しいと思うのです。(中島)

中間テストがもうすぐ

 9月も後半になり,来週から中間テストが始まる学校もあります。今年の2学期中間テストは,学校によって日程がバラバラで,早い所では9月24日に,遅い所では10月後半にというようにかなり幅のある日程になっています。
 テスト期間はみなさんテスト勉強を頑張っていると思いますが,多くの人が「出来ないことを出来るようにする」勉強のみをやってしまいます。出来ない事には目が行きがちですが,同じぐらい大事なことは「出来ていたことが出来なくなっていないように確認する」ということです。これを疎かにする人が本当に多いです。テストでの失点は出来ていたはずのことを忘れてしまっていたり,確認をしていないことによるミスということが本当に多いです。テスト勉強をするときには是非この点に気を付けてくださいね。(岡田)

秋は

 2学期が始まって早2週間。まだまだ残暑が厳しく日中は体力が奪われていきますね。みなさんの体調はいかがですか。
 学校では、体育祭や文化祭といったイベントが行われている所も多いですね。まだまだ、授業が本気で進んでいない所が多いでしょうね。こののろのろと進んでいる時が勉強のペースを取り戻すチャンスです。
 定期テストの範囲を意識して先に進めることもいいでしょうし、夏休みまでの復習で基本を定着させるのももいいでしょう。ただ、あまりゆったりとしすぎると、学校の授業のペースが上がっときについてきけなくなるので、今のペースに流されないように意識をしなくてはいけませんね。
 各私立高校でも入試説明会が始まっています。また推薦入試などのそろそろ始まっていきます。受験が本格化していきます。周りの空気感に騙されず、準備をしていかなければなりません。受験生は気持ちを入れなおしていきましょう。

 秋を感じることはまだまだありませんが、季節は進んでいます。「暑さ寒さも彼岸まで」というように来月になればかなり暑さも和らいで、勉強も捗る季節となっていくでしょう。今が「勉強の秋」の初め時です。
 さあ、頑張って行きましょう。
(牧野)

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言語化する力

「どうしてそう考えたの?」と生徒に尋ねると、

「何となく…」と答えるか、黙ったままでいることが多い。

自分の考えを相手に伝えるのが恥ずかしいという気持ちは

分かるが、それだけではないような気がする。

どうも「どう説明したらいいか分からない」、すなわち

「言語化」出来ないらしいのである。

 では、「言語化」とはどんな力なのか。辞書的な意味では、

「直感的なものを説明・伝達可能にする力」であり、簡単に

言うと、「自分の意見を分かりやすく相手に伝える力」のこと

である。「言語化」するためには、まず相手に伝えたい内容を

整理して、内容を取捨選択し、それに最適な語彙を使わなければ

ならない。一連の流れの中で、「言語化」が苦手な人は詰まって

しまう。最近、学校の授業でも「プレゼンテーション」が多用

されるのは、実際に社会に出てからも必要となる「言語化」の

トレーニングの一環でもある。苦手な人ほど、詳細まで全部

伝えようとしたり、専門用語のような難しい言葉を使おうと

したりする傾向が強い。だから、上手く行かなくなる。

 そもそも、「言語化」は自分の考えを相手に伝えるための

手段なのだから、伝わらなければ意味がない。だから、苦手な

人は、まず「一番伝えたいことだけを相手が理解できる言葉

にして話す」ことから始めて欲しい。極端な話、伝える相手が

子供と大人では使う言葉が違うのは分かるはず。内容は欲張らず、

相手に合わせた言葉を選ぶことが最大の秘訣とも言える。

 

 自分の考えを伝えるのは難しいことだが、少しの工夫と練習で

上達するものだと知って欲しい。そもそもが難しいのだから、失敗

するのも不思議ではないので、どんどんチャレンジして「言語化」

する力を磨いて欲しい。(中島)

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