叱れない親。

 30年近くこの仕事をしていると、子どもの変化はもちろんですが、親の変化も身近に感じます。最近で言うと、「叱らない親」が多くなった気がします。2010年頃から言われている「叱らない子育て」の影響でしょうか。例えば、「スーパーの中で、子どもが走り回っていても親は注意をしない」、「公園で、子どもが他の子を泣かせても親は何も言わない」、「ファミレスで、子どもが大声で騒いでいても、親はママ友と話をしている」など、このような子どもの言動を叱らない親は、子供が何をしても何も言わない、その容認が「叱らない子育て」だと思っている親もいるようです。

 「叱る」というのは、特に、危険が生じる場合や他人に迷惑をかける場合に、「子供を正しい方向に導くために注意すること」です。これは子どもを自立させ、将来社会へ送り出すために、とても重要なことです。「叱らない」方法でも、「子どもを正しい方向に導く」ことはしなければなりません。「叱らない子育て」とは、決して、子どもを「何も言わずに、放っておくこと」ではないのです。子どもと社会をつなぐのが親です。子どもを放置したままで、社会規範を身に着けられるはずはないのです。叱らずに、「教える(注意する)」と「褒める」という方法を使って、子どもを正しい方向に導くのです。つまるところ、「叱らない子育て」というのは、それらの手法で、叱らなくてもよい子どもに育てることなのです。

 また、「叱る」と混同しやすい「怒る」という言葉があります。「怒る」というのは、「イライラした感情を相手にぶつけること」です。「叱る」と違って、教え、導く要素はありません。だから、悪いことをするたびに怒っている親を見かけますが、まったく子どもを育てることに繋がらないのです。

 「叱る」ためには、きちんと子どもに寄り添う必要があります。どんな理由でその行動をしたのか、何が悪かったのか、子どもが理解できるように伝えなくてはいけません。かなり労力が必要です。時には何も言いたくなくなるのも理解できます。のびのびと子どもを育てたいという親の気持ちは分かりますが、それと「何も言わずに、子どもに大切なことを教える機会を失う」ことは、まったく別の話です。(中島)

梅雨に

梅雨入りしてずいぶんたちます。
例年より1週間ほど早かった梅雨ですが、中休みも多く暑い日も続いています。
この時期は皆さん体調を崩しやすいので、コロナウイルスの流行もあるので十分に気を付けたいものですね。

梅雨といえば
紫陽花の花をよく見かけるようになりましたね。
紫陽花の花は土の性質によって色が変わると言われていますね。
酸性なら青に、アルカリ性なら赤にというのが一般的なようです。
環境によって変化するというのは植物も人も変わりはありませんね。

勉強をするにも良い環境というものが大切です。環境によってやる気が変わることはよくあることですね。
また勉強のできる環境を整えるのもたいせつですね。
環境を整えるのはすぐには出来ません。日々の準備と心構えが必要ですね。
少し気を抜くと環境が悪くなってしまうこともよくあります。
いつも良い環境でいることを心掛けたいものですね。

もうすぐ期末テストです。テスト発表があってからではなく今から始めましょう。 (牧野)

英語大丈夫?

 みなさんは中間テストが終わり,成績も返ってきていることでしょう。今回驚いたことは,中学校英語教科書が非常に難しくなっていることです。「今回のテストは難しかったな」「最近英語が難しくなってきたな」という感想を持った人は多いのではないでしょうか。
 小学校英語が本格的に始まり,その習った内容をマスターしていることを前提に教科書は作られています。そして中学校3年から2年に,2年から1年にという移行も当然行われていますが,今年はちょうど教科書改訂の年になりますのでそれを上手く消化できないままの人も多いように思います。中学校卒業までに習う英単語は従来の約1200語から倍の約2400語に増え(小学校700語,中学校1700語),今まで高校で習っていた現在完了進行形や仮定法などの文法も中学校内容に加えられました。教育関係者の声でも「ここまで難しくなるとは思っていなかった」という声が多いです。
 市内の中学校の英語の平均点を見ても,今までは1学期の中間テストの平均点は例えば中3なら70点以上あったものが,60点台になっていたりとかなり苦労していることが見られます。今,少しでも不安に思われている人,苦手意識を持ってしまった人は相談だけでもかまいませんのでお気軽に連絡してください。困っている人に少しでも勉強の仕方や,1点でも多く点数が取れるような道筋を示すことができるならとてもうれしいことです。「なんか点数下がったけどまあいいか」ではなく一人で悩まずすぐに相談してくださいね。(岡田)


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