何のために・・・

 大学受験もそろそろ後半戦。

みんな一生懸命勉強して、ラストスパートをかけている。

どの子も「合格」を勝ち取って欲しい。

心からそう思う。

 しかし、大学合格というのは確かに一つの大きな目標であるが、
 
そこがゴールではない。

大事なのは、「大学にいること」ではなく、「大学で何をするか」、

もっと言えば「何のために大学に行くのか」である。

 例えば、同じ職業を目指す、同じ大学の人間がいて、

同じ行動をとったとしても、二人ともその職業に就ける保証はない。

個人の資質もさることながら、置かれている状況がまるで違う。

だから、自分や目指す職業の状況を観察(把握)し、それに基づいて方向づけをする。

そして、具体的な方針を策定して、実際に行動に移す。

こういったサイクルが重要になる。様々な問題に直面した場合にも有効である。

「PDCAサイクル」に変わる手法として話題の、いわゆる「OODAサイクル」である。

ちなみに、OODAとは、Observe (観察)、Orient (状況判断、方向づけ)、Decide (意思決定)、Act (行動) の頭文字

を取ったもので、これは目標を達成するための要素を 4 つの段階に分け、成功に導く手法である。

 何にせよ、全ては自分に必要なこと(情報)を「知る」ことから全ては始まる。

状況が変わるのをただ「待つ」のではなく、情報を活用して目的地までの自分の道を歩いていく。

まぁ、簡単に言えば、「よく学び、よく遊び、よく動け」かな。

知識は持っているだけでなく、使って初めて真価を発揮するものだしね。(中島)

定期テスト期間突入

2月も半ばを迎え、今年度最後の定期テストが近づいてきましたね。
早いところではもうテスト発表している所もありますね。
今年度最後のテスト是非結果を出したいものですね。

学年末テストは2学期末からの期間が長く範囲が広いことが一般的です。
テスト期間だけの勉強で終わらせるには結構難しくなることがあります。
日ごろの偏りない勉強が一番試されると言ってもいでしょう。

範囲が大きくなると出てくるのはワークだけとか教科書だけとかの学習になることです。
定期テストは範囲内のすべてのことが試されます。偏った勉強では高得点は望めません。
範囲内をまんべんなく取り組むことを忘れないようにしましょう。

時折ワークを自力だけで解こうとする生徒を見受けます。
自力で解ける分はいいのですが、出来ない部分は解答を見てもいいんですよ。
ただ解答を写すだけでは意味がありませんね。解き方や考え方をしっかり見て真似てくださいね。
またワークを終わらせても終わりではありません。見直しやり直しは忘れずにしましょう。
1回で身につけられることなんてそんなにはありませんよ。

学年最後の試験です。精一杯がんばって次の学年につなげていきましょう。
(牧野)

努力はうそをつく。

「努力はうそをつく。でも無駄にならない。努力の正解を見つけることが大切。」
                                    ~羽生結弦~

 昨日は北京冬季五輪の開会式が行われました。今回の冬季五輪で,男子フィギュアスケートの羽生結弦選手は,
94年振りの男子シングルス五輪3連覇に挑みます。そんな彼の言葉を引用しました。
 一見厳しい言葉にも思えますが,私は非常にやさしい言葉なのではないかと思います。彼は努力のベクトルのことを話しているのではないかなと思います。例えば今私が,「私はジャニーズに入りたいから,歌とダンスを頑張る!」と努力を始めても,まあ無駄な努力に終わります。ただ,もし本当に努力するなら(しませんが)もしかしたら何かの役に立つかもしれませんし,やって無駄だと分かったということはプラスになるでしょう。
 皆さんの中にも,「どうせ努力しても勉強出来ないし」「頑張ったところで〇〇高校には行けないし」などと
思ってあきらめている人はいないでしょうか。皆さんの行っていることは,正しい努力なんでしょうか,努力の方向が間違っていないでしょうか。それをきちんと見極めているでしょうか。自分では気づけないことは周りに相談して
その努力が正しいかどうかをもう一度考えてみてください。もし,私たちに相談してくれるなら本当に大歓迎です。
勉強のことで少しでも皆さんの役に立てるなら本当にうれしいことです。

ピ、ピンチ!!

 本日、大学入学共通テストの追試験が行われていますが、ほとんどの受験生は共通テストは終了しています。
上手く行った人ばかりでなく、失敗してしまった人も多いかと思います。
かく言う私もセンター試験で全科目で自分史上最低点を取る偉業を為してしまいました(笑)
その時に先生や親から、「ピンチはチャンス」と言われました。
当時は「はっ!?意味が分からん。チャンスじゃねーし。」と思って言葉の意味を理解できませんでした。

 受験だけでなく、仕事などでも苦境に追い込まれている時に、「ピンチはチャンス」と励まされることがあります。どん底にいる時になかなか「ピンチはチャンス」とは素直に思えないし、気持ちの余裕もなく、なかなか受け入れにくいものです。苦しい時には早く逃れたい、楽になりたいとしか思えず、視野も考えも狭く、意固地になるものです。

 「ピンチはチャンス」に似ている、「禍を転じて福と為す」という言葉があります。その意味は、「わざわいに見舞われても、それを逆用して幸福になるように取り計らう」ということです。それは、ピンチ自体がチャンスというのではなく、ピンチになったときに、自ら考えてとる行動がチャンスにつながっているということなのです。つまり、チャンスにするかどうかは自分自身しだいだということなのです。

 そうは言われても、どうすればいいか分からないものです。まずは「失敗の原因を究明すること」です。なぜ失敗したのか理解していないと、改善のしようもないからです。そして、「一歩ずつ前進すること」です。分かりやすく言えば、一発逆転を狙わないことです。魔法のような起死回生の一手はありません。近道を探したくなりますが、その時偶然に見つかることもあるかもしれませんが、ピンチのたびに見つけることは不可能です。一歩ずつ地道に、思考しながら進むことで自分がバージョンアップされていきます。付け加えるなら、「全部ひとりでやろうとしないこと」です。ピンチの時は1人に思えて、周囲が見えなくなり自分で何とかしなければいけない気持ちになります。しかし、自分だけの少ない知識と経験では、上手く行く可能性あっても失敗する可能性が高いです。だから、周囲の人の助けを借りることが大切です。妙なプライドは必要ありません。

 ピンチをチャンスに変えられるかは、「自分を知り、考え、自分の殻を破ることが出来るか」にかかっていると言えるかもしれません。

 さて、本日も生徒に「ピンチはチャンス」と伝えるとしよう!!(中島)

入試本番

 大荒れに荒れた共通テストから1週間。各予備校のデータもおおよそ出そろいましたね。
 共通テストを受けた皆さん、満足のいく結果を得られたでしょうか?
 次にいよいよ本試験がやってきます。自分にとって納得のいく結論を出せるように残りの時間を
 丁寧に過ごしていきましょう。

 高校入試も始まっていきますね。試験本番で全力を出せる準備をして試験に臨みましょう。
 何事も準備が肝心です。いい準備が出来ればいい結果を迎えられることが多いですね。
 試験当日に何が起こるかわかりませんから、試験が終わるまでは気を抜いてはいけませんよ。

 受験がすべてではありませんが、大きな選択の一つです。
 これによって自分の進む道が変わってくることもあります。
 
 だからこそ決してあきらめず、前向きに進んでいきましょう。
 皆さんが全力を出せることをいつも応援しています。
 頑張っていきましょう。
 (牧野)

共通テスト本番!

 今日・明日と大学入学共通テストが行われます。受験生は今,必死にテストと戦っている最中です。君たちの努力は,この1年ずっと見てきました。全員が自分の力を出しきり,17日に笑顔で報告してくれることを信じています。私たちは祈ることしかできませんが,頑張れ受験生!!(岡田)

明けましておめでとうございます🎍

新年あけましておめでとうございます。

今年も生徒が笑顔になれるように、

精一杯支えていきたいと思います。

いよいよ来週に迫って来た大学入学共通テスト。

受験生は誰しも緊張した表情で一生懸命に

ラストスパートをかけています。

「失敗したら・・・」とよく聞かれますが、

私は失敗することより、成功するイメージを持つように言います。

そのために今頑張っていることを忘れないで欲しいと思います。

一番してはいけないことは「どうせ自分は・・・」と思うこと、

自分を否定することです。

これをしてしまうと、成功する可能性があることもほぼ成功しません。

言葉や想いに自分の行動が引っ張られてしまいます。

自分は出来ないと思うと、自然と努力をセーブしてしまい、

自ずと相応の結果をもたらします。

「自分は出来る」と思うことが成功するためには必要です。

そして、少々上手く行かなくても努力し続けることです。

誰しも順風満帆で進めればいいのですが、そういうわけには行きません。

だからこそ、しんどい時の「あと一歩」が大きな差を生むのです。

受験生は体力的にも、精神的にも今が一番辛い時期かもしれません。

それでも、「あの時もっと○〇していれば・・・」と後悔しないためにも、

残された時間で出来ることを精一杯やりましょう! (中島)

今年のことは

今日はクリスマス。学校は2学期を終了して、冬休みに入りましたね。
気が付けば今年もあと6日。みなさん、今年やろうと思ったことでやり残したことはないですか?

残りの日数も少ないし、大きなことは出来ないかもしれませんね。でもまだまだ出来ることもあるはずです。
中途半端になっていることを終わらせたり、始めようと思ったことを始めてみたりとできることを探してみるのもいいかもしれませんね。

今年にするべきことは今年のうちに。先に延ばしてもいいことはありませんよ。
来年を良い年にするためにも、今年をしっかり終わらせることが大切だと思います。
あと6日、どう過ごすかは人それぞれです。今年は「これをやった」と思える年にして、新しい年を迎えましょう。
(牧野)

辛抱

 もし私が価値のある発見をしたとしたら,それは才能のおかげではなく,辛抱強く観察したからに過ぎない。
                                      アイザック・ニュートン

 「我慢」とは欲望や苦しさ・辛さなどを短期的かつネガティブに耐えること,「辛抱」とは苦しいことに対して
長期的・ポジティブに耐えることで,「我慢」と「辛抱」は本来ちがうことのようです。昨年から今年にかけて,新型コロナの影響で,「辛抱」という言葉について考えることが多くなりました。必ず,以前のように外に自由に出て,自由に動くことが出来ることを信じ,「我慢」ではなく,「辛抱」することで,今や日本の新型コロナの新規感染者は本当に少なくなりました。これは日本人一人一人が「辛抱」し,手洗いやうがい,マスクの着用,無駄な外出を控えるなど努力をしてきた結果だと思い,すごいことだなと思います。
 今は12月,年が明ければすぐに大学入学共通テストや私立中学・高校の入試が始まります。入試に向けた最後の追い込みの中,受験生は必死で勉強しています。ほとんどの人にとって勉強するということは辛く,楽しくないことなのかなと思います。しかし,今行っている勉強は,皆さんの将来に必ずつながっています。あともう少し「辛抱」
して,自分の夢をつかみ取りましょう。SHOOTでは12月20日から冬期指導が始まります。皆さんの夢に向けて少しでも力になれるように,先生たちも全力で指導していきます。皆さんがやりたいこと,不安なことなんでも相談してくださいね。(岡田)

当たり前。

 「先生、毎日面白くないんやけど・・・」

何気ない生徒との会話で出てくる言葉。

大きな意味があるわけでも、深刻な感じであるわけでもないかもしれないが、

日々の生活の中で自分なりの「楽しみ」を見つけられなくなっていることは分かる。

特別な出来事がないと、つまらない日常に見えてしまうことが多い。

自分にとっては「当たり前」で、それがずっと続くように感じる。

 

 私は今、持病のために右目が見えなくなりつつある。

手術で治療できるのだが、見えることが「当たり前」だったのに、

日々変化する視力に不安を覚えてしまう。朝起きたら、見えなくなっているのではないかと・・・。

失う可能性が出てきて初めて、「当たり前」のことの大切さや有り難さが分かる。

今まで何も感じなかったが、目が見えていることに心から感謝が出来る。

そして、自分にとって「当たり前」のことなど本当はないんだと気づかされる。

 毎日を楽しむためには、少なからず「余裕」が必要になる。

身体的余裕、経済的余裕、社会的余裕や時間的余裕がないと、

何かを楽しむことが難しくなる。見聞が狭くなってしまうからである。

自分の価値観から抜け出せなくなるから、何に対しても新鮮さを感じられなくなる。

周囲の環境や状況を見聞きすることで、新たな発見や新しく出来ることが増えてくる。

教科書からだけではない「学び」である。

つまり、「学び」は自分の閉じた世界を広げてくれるのである。成長させてくれる。

それこそ、「学び」の重要な目的の1つだと言える。

 生徒を指導したり、話したりする中で、自分の考えを「当たり前」と決めつけず、

生徒に学びのきっかけを与えられるように、そして、私も生徒から学べるように

精進したいと心から思っている。 (中島)


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