指導していて思うこと①

 今日も大学入学共通テスト追試験が行われており、

受験シーズン真っ只中です。私立大学の一般入試も

始まり、国公立大学二次試験まで、受験生にとっては

最後の戦いが始まります。受験生が全員志望校の合格を

掴み取ることを祈っています。

 受験生に限らず、小・中・高校生も含めて、最近の

生徒を指導していて思うところがあります。

まず、「メンタルが弱い」ということです。

一度学習して、望むような成績が取れないと学習から

逃げたり、義務的にこなすだけになったり、安易に

志望校を下げたりします。「ダメかもしれない」と

いう恐怖心に負けるのです。

 かく言う私も、センター試験で自己最低点を取って

しまい、志望校のランクを下げ、「行きたい大学」ではなく、

「行ける大学」を選びました。

(まぁ、その大学もE判定でしたが・・・💦)

完全に逃げの姿勢になっていて、滑り止めの私立大学にも

落ちる始末。諦めていたので、急遽変更した志望校(国立大学)

の赤本も買わず、今までやった教科書や問題集、授業で解いた

二次レベルの問題をひたすら復習するだけで受験しました。

センター試験前よりも、ひたすら基本の反復ばかりしました。

結果・・・なぜか合格出来ました。

 

 その時感じたのは「基本を学習し続けることの大切さ」でした。

本番で実力を発揮するためには、長い時間かけて力を蓄え続け

なければ望む結果は得られないのです。そもそも、成績を上げる

のには時間がかかるものなのです。教科書丸暗記すれば、中学校

レベルなら、一時的にテストで得点は上げられますが、本当に

そのテストだけです。入試では役に立ちません。

 人は辛いことや苦しい状況から、早く楽になりたいと思うもの。

逃げたい気持ちも仕方ないかもしれません。ですが、「行ける大学」

を選んで合格した私はこの後苦しむなんて思っていませんでした。

 あれ!?続き物にするつもりはなかったのですが、長くなりそうなので

続きは次回にしたいと思います。  (中島) 


TOPにかえる